top of page

​応募総数

1,016通

ribon111.png

最優秀賞

星山 努 様

●保険名 幹事さん安心保険

●保険の内容

飲食店予約の「ドタキャン問題」は以前より認識され、お店側の被害を回復する保険等は既に存在していると認識しています。今回私が提案するのは、逆の「予約を依頼した側」の被害を補償する保険です。


以前、私が会社で、退職者の送別会の幹事を仰せつかった時の出来事です。約25名の規模で居酒屋を予約し、その日も送別会の段取りを考えていました。ところが、午後に複数名が大怪我、救急搬送される労働災害が発生し、とても送別会どころではない事態となりました。お店に「実は、会社で大きなトラブルが発生して、大変申し訳ないが、本日の宴席をキャンセルしたい」旨を連絡致しました。お店側からは「飲み放題は、実害があるわけではないので、費用は特段発生しないが、料理については、人数分を用意しているので、その分を支払ってもらう」という事になり、約6万円の請求を受けました。
その際の費用については、まさか参加予定者に負担頂くわけにもいかず、上司と相談して、今まで社内で積み立てていた、飲み会の費用を取り崩して支払う事になりました。

 

上記事例については、まだ支払いをするための「原資」が存在したため、支払いをする事ができ、各個人に対しても、費用負担が発生する事はありませんでした。

 

私の今回のアイデアは、幹事さんの立場から提案する保険です。不可抗力と認められる事由で、突然の飲食店予約キャンセルをせざるを得ず、費用請求が発生した場合に、そのお支払い分を補償する保険です。
社内・団体等で何かしらの不可抗力と認められるトラブルが発生し、飲食店のキャンセル、それに伴うキャンセル代金の請求を受けた場合において、請求分を補償する事で、大人数の飲み会を担当する幹事さんも、安心して幹事の任を引き受ける事ができると思います。

保険化するためには
・何人以上の飲食店のキャンセルを対象にするか(一定規模以上でないと、保険として成立しないと考える)
・不可抗力でのキャンセルを基本とするが、どのような事由が該当するのか、明確化する必要があると考える
・宴席人数に応じた保険価格が妥当なのか、一定人数までは一律価格にすべきか等の課題はあると思いますが、

 飲食店側・幹事側のお互いの不幸を無くすために、今回の保険を提案致します。

●選評

・年末年始で起こりうる内容であり、きちんと保険化する際に考えられる課題も挙げられていたため。
・今回寄せられたアイデアの中では一番商品化できる可能性はあると思った。
・確かにこのようなニッチなリスクは存在する。
・企業側には補償される保険があるので、予約側にもこのような保険があったらとても安心できると思います。

●受賞のコメント

この度は、最優秀賞を受賞との事、大変に恐縮しております。また、選定頂けました事に、御礼申し上げます。
昨年度の第9回においては「自動車のフロントガラス破損補償保険」のアイデアで、佳作を頂戴致しました。2年連続で入選致しました事に、ただただ恐縮しております。


さて、いわゆる「ノーショー」の問題については、ここ数年大きく取り上げられています。「無断キャンセル」「悪質な悪戯」等は論外ですが、一方で、不可抗力で突然キャンセルをせざるを得ない事情も一定数あると感じています。
私が今回、この保険を思いついたのは、実体験によるものです。当時、工場の事務所に勤務しており、退職者の送別会の幹事を仰せつかっておりました。ところが、送別会当日に、複数名が被災する大規模な労災事故が発生し、送別会を開催できない事態になりました。

 

お店側からは、キャンセル料金の請求を受け、支払いを致しました。幹事を仰せつかり、万が一、このような事態が発生した場合、一体どうやってキャンセル料金を用意すべきか、参加者から徴収するために説明をしなければならない、果たして全員が負担してくれるだろうか、等、考えるべきこと、やるべきことがたくさん発生します。
突然の予約キャンセルは避けたいものですが、どうしても発生してしまうのも事実です。店側・予約者側、どちらにも不幸な出来事でしかありません。お店側には「ノーショー」の問題が顕在化して以降、補償制度等が用意されてきましたが、一方で逆の「幹事側」には、そのような制度が確立されていないのも事実です。


以上のようなリスクを軽減するために、思いついたのが今回の「幹事さん安心保険」です。
新型コロナが5類に移行し、これから宴会を開催する機会は確実に増えると思います。
そんな時に、幹事さんの「お守り」として活用できれば幸いと感じています。

優秀賞

ribon222.png

藤那 さと 様

●保険名 プライバシー保険

●保険の内容

個人情報漏洩やプライバシー侵害、SNSでの謂れなき誹謗中傷等による被害にあった場合、その損失を補償し追加でお見舞金を受け取れる保険。(反対に情報漏洩してしまった場合にも補償が受けられるプランもある)
 

補償対象:転居費用、電話番号(端末)変更にかかる費用、心的外傷にかかる医療費、休職による減収、不正使用されたカード額 等お見舞金:被害項目ごと、また情報漏洩流出は発覚までの期間ごとにより段階を設ける。
SNSの普及や通販サイトの会員登録など、今や世代を問わず誰もがインターネットを気軽に利用できる時代です。

 

その一方で、個人の不用意な投稿やデータ管理者側の過失による個人情報の漏洩・流出、またSNSにおける不特定多数からの誹謗中傷による精神的被害等も問題視されています。
一度世に出た情報を完全に消し去ることは極めて難しく、また発覚までの期間が1年以上かかる場合もあります。
便利な反面怖い時代でもあり、被害を恐れる方はもちろん、子どものSNS利用を危惧する保護者の方などにもニーズがあるのではないかと考えました。
また、保険があれば国が推進するマイナンバー制度の促進の一助にも繋がるのではないかと思います。

●選評

・ネット社会においての誹謗中傷問題において保険という視点から少しでも解決、サポートできるのはいいのでは。
・被害者になってしまった時の対応は弁護士への相談等を要するため容易ではないため、保険化は有意義である。

   また、保険が普及することによって、加害行為の抑制にもつながる。
・現在深刻な社会問題にもなっているため検討されるべきテーマだと思います。

エリンギ 様

●保険名 介護看護休業保険

●保険の内容

【内容】親や子供の介護や看護の為に休職、退職した場合や、仕事に就くのを諦めなければならなくなった人への生活の手助けとなる保険です。 

【詳細】 退職した場合→満額×介護期間 休職した場合→70%×休職期間などまた、特約として、その家族の介護者の人数が極端に少ない場合は、支給額を少し上乗せするなどのフレキシブルな内容があればより助かると思います。専業主婦など、フルタイムの仕事に就いておられず、パートなど時短勤務をされている方向けの低額保証プランなどもあればいいと思います。
 

専業主婦プランは、育児が一段落ついたら、フルタイムへの復職を考えていたが、親の介護が思わぬタイミングで始まり、復職時期がずれてしまった、、、という人も多いと思うので、そういった特約もあればいいと思います。 
証明に関しては、介護、看護をする状態(介護者が1人で生活全てを行えない状態)であれば、何かしら病院にかかっていると思うので、入院証明書や施設の契約書類などで判断。 休職、退職の状況は、会社との契約書類のコピーなどを提出で判断。 

 

専業主婦プランは、低額プランとして、その辺の証明内容は少し緩くする。パート先を中長期で休む、辞めるという場合は、必要書類を提出してもらい、支給額上乗せ特約をつける。 介護する人の人数は、戸籍謄本で判断可能と思います。叔父叔母など近い親族に手伝ってもらう場合もあると思いますが、親族の住所が遠い場合なども不可能なので、そういった内容の提出も求めてもいいかと思います。 

【経緯】昨今、国による介護休暇などの制度の内容も少しずつ手厚くなってはきていますが、内容以前に、『取りにくい』というのが現状の大きな問題と考えます。 特に中小企業や、地方の企業、工場などの男性社員が多い職場では、家族の介護や看護で休むということになかなか理解が得られません。
男の人であれば、親や子供の介護や看護は奥さんにお願いすることが出来るので、急に病院や施設から呼び出しが来たり、日々の生活用品の交換などで家事の負担が1家族分以上の負担になることなど、実際の大変さを感じてもらうことが出来ず、心無い言葉を掛けられることも多いと思います。
私も親の介護と仕事の両立が出来ず、会社を退職しました。失業保険などもありますが、期限もあります。介護や看護は、育児などとは異なり、時期的な終わりが見えないことも多く、世話をする立場の人が追い詰められる事もあると思うので、そういった人々を支えていける保険があればいいなと思い応募しました。 

●選評

・高齢社会の進展により親介護で仕事を辞めざるを得ない人が増えている。
  生活困窮に陥ってしまう人を保険で安心を提供できれば、社会への貢献にもなると 思いました。
・社会問題を解決できる保険。高齢化が進み益々介護については不安が募ります。
  内容についてもよく考えられています。

ribon333.png

​佳作

母つよし 様

​●保険名 行事に参加出来なかった保険

●保険の内容

コロナ禍前の様に、社会の制限もほぼなくなり、様々なイベントや行事が行われる様になりました。それと同時にインフルエンザや溶連菌等様々なウイルスが特に子供達の間で猛威をふるっています。もちろんコロナウイルスもこれから人類、付き合っていかなければならないウイルス。
 

うちの子も今年何回熱を出したことやら。そしてそのうちの1回がインフルエンザでピアノの発表会とかぶってしまい出演することが叶いませんでした。たくさん練習し楽しみにしていた本人はもちろんのこと、親としても残念、そして出演料は返ってこない絶望感。ドレスも準備しておいたのに。。
お子さんお持ちの方は似た経験あるのではないでしょうか。


そんな中、得られなかった機会にはかなわないけれど、習い事等の出演料を保障してくれる保険があれば、元気になったら美味しい物を食べて元気だそう!や他の思い出を作ろう!と前向きになれるのではないかと思います。


この様に子供の体調不良による、子供の習い事の発表会をはじめ、学校行事の社会科見学や修学旅行等様々な場面で活用できる保険があればなよいなと思います。

●選評

・かなり需要がありそうで、保険金の使い道についても明るい発想が素晴らしい。
・子どもを持つ身としてもありうる話で、出演料等具体的な発生費用が分かるのであれば、払い上限までを

   補償するのは現実的で、お子さまに少しでも還元できればいいと思いました。

めいめい 様

●保険名 安心メタバース保険

●保険の内容

【保険の背景】
近年流行している「メタバース」。デバイスを着用し、没入型の体験ができることでメタバースに”暮らす”など、現実世界と近しいような暮らしをする人も増えていくと考えられます。メタバース空間から人体に与えられる影響は数多く、例えば「プロテウス効果」はアバターの印象が認知機能や知覚機能にも影響する効果、「ファントムセンス」はVR場での体験を実際に感じたように感じる擬似的な現象のことを指します。


このような空間では、セクハラや痴漢、暴言などをより身体に直感的に感じてしまうため、いくら仮想現実と言えども注意をする必要があります。法整備が整っていない中、被害者・加害者になる可能性もあると考えられます。そこで、セクハラや暴言から被害者や意図せず加害者になった人を守る保険を提案します。

 

【具体案】
- 被害者向け:メタバース空間場でのセクハラや痴漢、暴言被害を受けた場合にプラットフォーム事業者に空間デー

  タを確認し、行為が認められた場合は保険金を受け取れる。
- 加害者向け:意図せずセクハラなどの行為を行なってしまっていた場合、プラットフォーム事業者と空間データを

   確認し、実際の行動や言動を調査する。意図しない被害報告と認められた場合、被害者との仲裁を保険会社が担

   う。加害者の名誉毀損に値する場合は一定額の保険金を受け取ることができる

【補足】
新しい領域の保険だからこそ、実現度を高めることは難しいですが利用者の安心のためにメタバース空間を整える必要があると感じています。特に、子供のメタバース利用は心身ともに影響も多いと考えられるため、まずは「体と心を守る」ことから始められればと考えています。

●選評

・時代の流れの中での先取り的な保険の発想。
・仮想空間(メタバース)は新たなマーケットその空間での保険に未来を感じた。

みやこ 様

●保険名 ママのための桃(おしり)の保険

●保険の内容

出産を気に脱肛になったり痔に悩まされる女性ならなではの悩みは多いもの。
またこれから出産をする女性も脱肛や痔にならないか不安ですよね。そんな女性の不安を保険を通じて少しでも解消出来たらよいなと思い考えました。


保険の内容は出産直後に脱肛や痔になってしまった方を対象としています。海外に行く前に海外旅行保険に加入するように、出産の前に「桃の保険」に気軽に入ることが出来たら心が軽やかになり、より出産に専念できるのではないかと思いました。

●選評

・ネーミングがとても良く、出産時の独特な症状に特化していて面白いと思います。
・出産に伴う不安を払拭できる保険として素晴らしいアイデア。

ribon111.png

保険学ゼミ生賞

中間 理乃 様(慶應義塾大学)

●保険名 開示請求保険

●保険の内容

近年増えているSNS・オンライン上での誹謗中傷(いじめ・悪口含む)や名誉毀損。
年齢を問わず、誰しもが被害者になる可能性があるからこそ、開示請求保険があったらいいなと思います!
この保険は加害者(投稿者)に損害賠償を請求するにあたって必要な「開示請求」の費用を負担してくれるものです。みんなが傷つくことなく、平和で楽しくインターネットを利用できる社会を実現するにあたって、この保険はとても有効だと思います。

●選評

・法改正等もあり、弁護士保険の特約としてもニーズがあるのではと感じたため。
・ネット上での誹謗中傷のリスクは誰しも被害者になる可能性があり、マーケットが限定されていない。被害者になっ

 てしまった時の対応は弁護士への相談等を要するため容易ではないため、保険化は有意義である。また、保険が普及

 することによって、加害行為の抑制にもつながる。
・実際誹謗中傷にあった方が数十万の費用が発生するのは理屈としておかしいので、被害者側に沿った保険はあるべき

 と思ったため。

応募ボタン丸1.png

​後援

hokkaido_logo.gif
tohoku_logo.gif
chugoku_logo.gif
shikoku_logo.gif
kantou_logo.gif
kyusyu_logo.gif
hokuriku_logo.gif
tokai_logo.gif
kinki_logo.gif
fukuoka_logo.gif
okinawa.png

主催

ssi.png

​お問い合わせ

​一般社団法人 日本少額短期保険協会 事務局

MAIL:campaign0302@shougakutanki.org

Copyright © 2025 The Small Amount & Short Term Insurance Association of Japan. AllRights Reserved.

bottom of page